【腰椎分離症の予防と対策】スポーツしている子に起こりやすい症状と特徴とは!?

スポーツをしている子に起こりやすい
【腰椎分離症】について解説します!

<目次>
〇腰椎分離症とは!?
〇腰椎分離症の症状
〇スポーツ動作が腰椎分離症を
発生させやすい理由

〇腰椎分離症予防のための
チェックポイント

まとめ

腰椎分離症は成長期の子どもに
多く見られるけがの1つです。

成長期は文字通り骨が成長して
身体が大きくなる時期なのですが、

成長中の骨は丈夫ではないため、
過度な負担によって
けがが生じやすいです。

成長期特有のけがは
いくつか種類があるのですが、

腰椎分離症は
腰椎(腰の骨)への負担が繰り返しかかることで
発生するけがと言われています。

腰の骨の一部が分離すること(取れてしまう)で
生じるため

「腰骨の疲労骨折」
と呼ばれることもあります。

↑上の画像のように腰椎の一部が分離してしまいます。

 

腰椎分離症は程度にもよりますが、
もし発症してしまうと治療のために
しばらく運動を中止しなければ
ならなくなる可能性が高いため
事前の予防がとても重要です。

 

実際に私もこれまで
腰椎分離症を発症し、苦しんでいる
子どもたちを何人も診てきましたが
復帰するのにある程度の期間を必要とするため、

大事な試合を棄権しなければならない等
悔しい思いを経験した子どもたちも
たくさん見てきました。

 

というわけで

腰椎分離症を予防するための
ポイントを紹介していきます。

 

腰椎分離症の症状

腰椎分離症の発症により見られる主な症状は

ズバリ、腰の痛みです。

この痛みは常にあるのではなく、
スポーツ中に一瞬だけ生じるタイプの痛み
と言われています。
(ボールを投げる瞬間だけ痛い、等)

また、スポーツを行っていない状態だと
腰を反らしたり、
捻ったりする動き
痛みが出やすいとされています。

治療期間は

完治まで数か月~半年間かかると
言われています。

決して短い期間ではありません。

もしお子さんが上記のような
症状をお持ちでしたら
一度病院受診することを
強くおすすめします。

 

スポーツ動作が腰椎分離症を
発生させやすい理由

  • 野球の投球
  • テニスのサーブ
  • バレーのスパイク
  • サッカーのキック動作

突然ですが、これらの動きの
共通点は分かるでしょうか?

 

正解は

「背中全体を大きく反らす
動きが含まれる」

ということです。

速いボールを投げる、
力強いサーブを打つ等の動きでは
強い力を出すために
身体をしならせる必要があるのですが

この時に腰だけを反らしすぎる動きが
スポーツ中に繰り返されることで
腰椎への負担が蓄積していきます。

 

スポーツをしている以上、
腰への負担をゼロにすることは
難しいのですが

いくつかポイントを押さえることで
スポーツ中の動きによる
腰への負担を軽くすることが可能です。

 

次回のブログでは腰椎分離症を予防するための
ポイントについてお伝えしていきます!

 

腰椎分離症予防のためのチェックポイント

腰椎分離症を予防するための
ポイントはいくつかあるのですが、

スポーツ中の腰への負担を
減らそうと思うと

腰以外の身体の部分にも
着目をすることが大切になります。

 

特に腰を上下から挟む位置にある
胸周り股関節周り
動きは腰椎分離症の予防を
考えるうえでとても重要です。

①胸周り(胸椎)の硬さ

腰椎分離症は腰を反る動作が繰り返され、
その負担が骨に蓄積することで生じるのですが

胸を張る動き(背中を反る動き)が苦手な場合は
その分腰を大きく反らす必要があるため
腰への負担が大きくなる可能性があります。

 

胸周りは肋骨で覆われており
そもそも頑丈で動きにくい作りに
なっているのですが、

あまりにも硬すぎると
そのツケが腰骨へくるということです。

胸を張る、その逆の背中を丸める動きが
上手くできることは
腰への負担を減らすことに役立ちます。

②股関節の動き

身体をしならせる動きをするためには
脚を後ろに引く動きも必要となります。

身体全体を反る動作においては
骨盤を少し前に
突き出すような
動き
といった方が分かりやすいかも
しれません。

この動きは股関節の前側(脚の付け根)
硬さがある場合

お尻まわりの筋肉の力が弱い場合に、
制限がされやすく、

できない人たちは
腰だけを大きく反らすことで
足りない力を
補おうとしてしまいます。

また、スポーツ中において
脚を後ろに引くための筋肉は

身体全体を前方向へ動かす
推進力を作るために必要なので

上手く脚を引く動作が
できるようになることは
腰椎分離症の予防とともに

速く走ることや
速いボールを投げること等にも
役立つことが期待されます。

 

③太ももの前側の硬さ

太ももの前側の筋肉も
腰に大きな影響を与えます。

大腿直筋と呼ばれる太ももの筋肉は
骨盤と膝を繋いでいる大きな筋肉なのですが、

この筋肉が硬くなると骨盤が前側に傾くように
引っ張られます(これを骨盤の前傾と言います)


水色の箇所が大腿直筋です。

骨盤の前傾が起きると結果的に腰椎が
反る動きも同時に起きてくるので

太ももの筋肉の硬さが反り腰になりやすい
姿勢を作ってしまう原因になります。

特に膝を限界まで曲げたときに
自分の踵がお尻につかない人は
要注意です。

太ももの前側を伸ばすストレッチを
行う習慣をつけましょう。

 

腰椎分離症の予防ができる
トレーニングは以下の動画から
確認できます。

是非観てみてください!

 

まとめ

今回お伝えした3つのポイント

胸周り
股関節の前側
太ももの前側

については硬さを取って動きやすい状態を
作ることは腰椎分離症の予防はもちろん

運動能力の向上にも役立ちます。

 

また、前回のブログでもお伝えしたように
腰を反らした時の痛みや
スポーツ中の腰の痛みが続くときは

できる限り早く医療機関で
診てもらうことをおすすめします。

 

今回のブログが将来的に腰椎分離症のせいで
苦しい思いや悔しい思いをする子どもたちを
減らすことに貢献できれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

からだRe創作Motto
川島 由暉

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