子どもの成長痛と言えば、
膝(ひざ)のお皿の下が痛くなる
オスグッド・シュラッター病
(以下、オスグッド病)
これから何回かに分けて、
その病態と予防方法
+痛くなってしまった時の対処法
をお話していこうと思います?
子どもの成長痛の豆知識
~オスグッド病~
【目次】
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オスグッド病について
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オスグッド病の予防法
①立ち方と歩き方
②オスグッド病の予防ストレッチ
(3種類)
③オスグッド病の予防トレーニング -
オスグッド病の対処法
①痛みが出た時に最初にすること
②安静期間とスポーツ復帰の時期
③オスグッド病のリハビリテーション
オスグッド病について
あまりにも有名なので、
名前くらいは聞いたことがあると思いますが、
意外とその病態は知らないですよね。
オスグッド病とは、
成長段階のお子さんに発症する
膝下の骨=脛骨の剥離骨折です!!
ジャンパー膝と言われる膝蓋靱帯炎と
よく混同されますが、
膝のお皿の下にストレスがかかる
メカニズムはほとんど同じです。
骨が未熟な時期にストレスがかかり
剥離骨折を起こしてしまうのが
オスグッド病。
骨が成熟して硬くなってからストレスがかかり
膝蓋腱(靱帯)に炎症を起こすのが
ジャンパー膝です。
①成長期の骨の仕組み
子どもの頃の骨には、
「成長軟骨」と呼ばれる
骨が成長するための柔らかい部分があります。
レントゲンを撮ると
骨にくっきり線が入っていて、
その線は「骨端線」と呼ばれています。
骨端線があるうちは、
骨は成長を続けており、
この成長軟骨の部分が
筋肉に強く引っ張られると
痛みが生じやすく、
重度の場合は剥離骨折となります。
オスグッド病の他にも、
・内側型の野球肘
・シェーバー病(踵の痛み)
は、成長軟骨が引っ張られて生じる障害です。
②オスグッド病の病態とメカニズム
成長軟骨の部分が
筋肉に過度に引っ張られて生じるのが
成長痛の原因です?
「大腿四頭筋」と呼ばれる
前ももの大きな筋肉は、
膝のお皿の下の部分に付着しています。
まさに成長軟骨の部分です❕❕
つまり、
使い過ぎで硬くなった前ももの筋肉が、
膝下の成長軟骨を過度に引っ張ることで、
オスグッド病が発症します。
③起こりやすい年齢と性別
小学5年生~中学2年生くらいの
男の子?
に起こりやすいと言われています。
身長が1年間に7㎝以上伸びているときに
起こりやすいようです。
④起こりやすいスポーツ種目
・サッカー
・野球
・バスケットボール
・バレーボール
・陸上競技(短距離)
あまり競技種目に限らず、
走ったりジャンプしたりを繰り返すことで
誰にでも起こり得る障害です。
次回のブログで、
2.オスグッド病の予防法
をお話ししますね?
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